
抵抗軍の指導者であるジョン・コナーは、一人の少年を探していた。将来過去に送り込まれてジョンの父親になるという重大な宿命を担う少年、カイル・リースだ。
ある日突然、マーカスという謎の男が現れる。彼は偶然出会ったカイルと行動を共にするが、<スカイネット>に襲われ、カイルを拉致されてしまう。抵抗軍に助けられたマーカスは、自分の正体を知って激しい衝動を受ける。
彼の体は、脳と心臓以外、すべて機械だったのだ。果たしてマーカスは、敵か味方か?記憶を失くした彼自身にも、それは分からない。
しかし自分を殺しに来たと疑うジョンに、マーカスは<スカイネット>への侵入の手引きをする。そこで二人が遭遇する、ターミネーター誕生の秘密とは?
ジョンはカイルを保護する事が出来るのか?遂に、人間と機械の最後の戦いが始まる・・・。
色々と酷評されているT4だが、私には十分面白かった。
酷評されている要因は様々に有り、そのどれもがなるほど、と思うのだが、総じて私が感じたのは「みんな、すごい期待していたんだなあ。だから"やっぱりその期待は裏切られた"感が強いんじゃないかなあ」ということ。
私は逆だったから、この映画に高得点を与えられるのかもしれない。
映画ではおよそ続編になると、2作目、3作目となるにしたがってダメになっていくものがほとんどだ。私はこのターミネーターシリーズも御多分に洩れず、そうだろうと思っていた。
だからこそ「お!意外と考えられて作ってあるじゃん」と思えたのだろうか。
ハナからネタばれで紹介されていたマーカス。彼は要するにプロトタイプなわけだが、その設定そのものに意外性があり、物語を牽引していくキャラクター性を持っている。
よく考えたじゃないか!
戦争前の過去にターミネーター(T-800)送り込み。ターミネーター破壊されて失敗。
じゃ、新型(T-1000)を送り込み。また失敗。
こんちくしょう。もう一回(T-X)送り込み。またまた失敗。
つまり、これまでのターミネーターシリーズは同じパターンの物語でできていて、3作目の時はみんな「またこのパターンか」とも思ったのではないだろうか。それがT3の不評の原因だったのかもしれない。
今回のT4では、その流れを断ち切って、そもそも初回作で送り込まれてきたT-800が、どのような作られ方を経てあの様になっていったのか、それが描かれている。
・・・が、マーカスを作ったのは人間?とういうことは・・・・?
まあ、それを矛盾や筋の破綻と見るか、この壮大なシリーズのストーリーの深みと見るか、T4に対する好悪で人により違ってくるのではないだろうか。
酷評を浴びているT4だが、私は十分楽しめた。
これはおそらく何度も観る映画のひとつになるだろう。
もちろん、シリーズ最高傑作といわれているT2と比較しても仕方の無いところは多々あるが、ターミネーターシリーズの一角を占める作品としてのクオリティは十分だと思う。










