南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ政府は"第9地区"に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、"第9地区"はスラム化していた。超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが...。
微妙な味付けの映画なのだが、なかなか面白かった。
派手なドッカンバッカンや大スペクタクルは無いのだが、じわじわとくる、久しぶりに内容を楽しめた一本だった。
宇宙人の容姿がどうにもやりすぎな感はあるのだが、考えてみれば「未知との遭遇」などでイメージされる子供サイズのスタイリッシュな姿より、いっそあれくらいなほうが、無意味な超越科学力などをイメージさせなくていいのかもしれない。
戦闘シーンも悪人・善人のイメージがはっきりしていて、ゴミを集めて作ったような武器で強烈に善戦するところなど痛快で実に気持ちがいい。
「3年後」という約束をして終わるエンディングでどうしてもその3年後に救われるハッピーエンドを期待してしまうのだが、微妙に中途半端な打ち切り具合なのも、想像の余地を残す後味であってかえってよかった気がする。
超映画批評でも「大人向きSF、通好みな一本」と紹介されている通り、近年観た中でも印象に残る映画だった。










