神々が世に君臨していたある時代。神々の王ゼウスの息子として生まれたが、人間として育てられたペルセウスがいた。彼は世界を滅亡の危機から救うため、冥界の王ハデスを倒す戦いの旅に出る。そこには、悪魔や獣といった強敵との死闘が待っていた。
観ている最中に「どうも観たことのある絵だな」という感じがつきまとっていたのだが、そういえば『300』にそっくりな絵柄だ。戦士のコスチュームなどがそっくりだからしかたがないのかもしれない。
おかげで、始終頭の中にあのBGMが流れて離れなかった。
前日に「第9地区」を観たせいか、物語に深みが感じられないのはしかたがない。これはそういう映画ではない。
「大人も子供も楽しめる冒険物語」なのだから、ひねったストーリーやきわどい描画は不要だ。
もう少し、神と人間の実力の落差を大きく描き、それに人間がどう対抗するのかが観れるともっと楽しかったかもしれない。
それが加味されていて、主人公のペルセウスも人間臭さと神のとんでもない能力をトランプのジョーカー的にたまに見せると、もっと盛り上がったのではなかろうか。
贅沢な望みか。
あまり冗長な感じがしないのもよかった。
肝心のバケモノシーンもなんとなくあっさり風味な感じがしたが、エイリアンっぽくグログロなどぎつい描写ではこの物語の裏に流れるある種の「明るさ」を駄目にしてしまうだろう。
やはりこれは、「大人も子供も楽しめる冒険物語」なのが最も楽しめるシチュエーションに違いない。
オーバーラップした『300』のイメージには悩まされるのだが、深読みせずに楽しめる一本だった。










